コア概念辞典
nichtöne の世界観を理解するための、コア概念辞典です。
"O Freunde, nicht diese Töne!" ── ベートーヴェン 第九交響曲 第四楽章
語源:ドイツ語「nicht(ではない)」+「Töne(音色、複数形)」。「こんな音ではない、もっと美しい調べがあるはずだ!」という、ベートーヴェンの叫び。
これまでの時代に終止符を打つ否定から始まり、歓喜へ開かれていく〈転換の音〉。
そしてここから、人類の近代史が始まり、自由と平等の名の下に資本主義経済が始まり、資本家たちの金融支配構造が成立することで、人-社会-地球が限界に達しているのが現代である。
そしてまた、特異点に達し、次の新しい時代のゲートが開いていくのが、今。
nichtöne は、時代の叫びを歓喜に転換する文明の装置である。
プラネタリーヘルスのプラットフォーム本体であり、入口となる UI の総称。そして、地球貢献の行動を記録し、行動インセンティブとして通貨化するレイヤーの名称でもある(nichtöne token)。
地下で水平に広がる植物の構造。土の中で菌根菌と結び合い、植物どうしの巨大なネットワークを形成する。
それは腸と脳のニューラルネットワークと同じ構造で、人と人、人と生態系、そして人と AI の知性をも融合させる、関係性の網の目である。
中心から支配する「ツリー型」に対する、中心なき「根茎型」。
nichtöne の思想的基盤であり、Rhizome Gate(オンラインメディア × コミュニティ)の命名の由来。
ブラックホール(吸い込む)とホワイトホール(放出する)が重なり合う特異点。
通過すると、状態が不可逆に転換される。
くぐった人の位相を、不可逆に転換する装置。
オンラインやリアルでの学び、コミュニティ、そして全国のフィールドへ。
都市のゲートは、物理的に丸の内に開き(ブラックホール)、各ローカルのゲート(ホワイトホール)へと繋がっている。
2015年に Lancet 誌で提唱され、WHO・国連・各国政府が採用する国際目標。
人・社会・地球を一体のシステムとして捉え、その健康とウェルビーイングを同時に実現する枠組み。
2022年11月に、鳥取県江府町と私たちは、自治体発の事例となる「プラネタリーヘルス連携協定」を締結し、社会実装を進めてきた。
歴史文化、気候風土に基づくプラネタリーヘルスの形が各地に立ち現れることを描いている。
生態系からもたらされる利益は、「生態系サービス」と表現される。
サービス(Service)= Servant = 奴隷が語源であることを知らずに使われている。
森・土・水・海・微生物などの生態系が、食・衣・住・健康・文化・経済など、私たちの生のすべてにもたらす恵みを、畏怖・畏敬と感謝の念を込めて Grace(恩恵)と呼ぶ。
より大きな概念として、地球がもたらす恩恵は、「Planetary Grace」と呼ぶ。
地球巨視的視座
常に動的に動き続けている世界の状態を感受するために、まずは変幻自在な水を通してそれを感受する「流域動態感受性」を持ち、観念ではなく、身体を通して「地球巨視的視座」を獲得する。
視座とは、座している自分の在り方(Being)であり、自分が認識している自分の宇宙の範囲である。
視座によって、生き方、振る舞い方、関わり方(Doing, Going)が決まる。
人が外的世界に対して行う貢献全般。
ただの環境保護活動にとどまらず、あらゆる経済活動が、破壊ではなく貢献となるのが nichtöne の経済圏である。
奪うのではなく、地球が与えてくれる恩恵(Planetary Grace)に対して、「お返しする」循環を設計する中心概念。
地球貢献の行為が、徳として蓄積されていく。
nichtöne の発行は、この積徳に基づく。
お徳持ちは、お金持ちと並ぶ、新しい豊かさのかたちであり、お徳持ちの人や企業が社会的に評価され、尊敬される社会を描く。
お金で買えないマーケットで、お徳持ちが享受できる新しい贅沢。
モノの所有ではなく、地球との関係性そのものを贅沢として享受する。
ロマネコンティよりも美味しい、山肌から湧く水の味わい──
地球巨視的視座を獲得し、グレースを感じることができる人には、奥深く沁みる。
GDP に直交する次元の軸にある、新しい豊かさの指標。
人-地域社会-自然という3軸を統合したプラネタリーヘルスの指標。
人のウェルビーイング、地域社会の健全性、自然資本の豊かさが同時に高まっていくことを目指す。